デトロイトメタルシティ:理想と現実。幸せは他人には推し量れないのです。

読書以外感想文
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 はいこんにちは。

 今度の選挙はちょっと注目です。今まで安倍さんが好き勝手やりすぎて、そこら辺をうやむやにするため?総理大臣をやめ、いくらか襟を正してくれるかと期待された菅さんがまさかの暴走で、多分今自民党に対する不信はかなり高くなってます。野党のどこか、民主党あたりかな?はコンセプト次第で政権奪取できるかもしれません。

 国民の支持を得る作戦があるか、自民党。久々の政権交代を勝ち取れるか、野党(特に民主党)。そして実は今回一番困っていそうな公明党。うーん、選挙権持ってる人は是非、投票しましょう。今度の選挙は投票の理由が分かりやすいでしょうから、興味を持つのにも持って来いになります、きっと。

 さて、今回のネタは『デトロイトメタルシティ』。結構前の映画です。ところで、『デトロイトロックシティ』の方は知ってますか?KISSという、多分この作品に影響を与えているであろう洋楽のロックバンドの代表曲の一つです。かっこいいよ。ついでにセックスマシンガンズってバンドもご存じでしょうか。映画を観てて思い出しました。こちらも良いバンドです。日本のヘビメタバンドですが。かっこいいかどうかは人によるかと思いますが、KISS同様、演奏に対する姿勢はまともです。

やりたくないことで成功することは不幸なのだろうか。

 いきなり重い?でもこの映画ってそういうことではないかと思います。やりたくないことでもそれが求められているなら、それで世界が救われるならと割り切っていく、そして、世間が自分に感じる魅力を受け入れていく。いい話じゃないですか。全然ロックでもメタルでもない。絵にかいたような幸せへのロードマップじゃないか!

 でも、特に芸術系の人にとってやりたいことができないというのはいわゆる一般人が感じるそれよりもかなり大きな問題のようです。ま、それもそうだよね、でないと、時々出てくる、頭のネジがぶっ飛んだような作品には出会えないでしょうから。

 とはいえ、これは言うほど不幸ではないと思いたい。

 初心者、に限らずですが、やりたくないことをやるなんて社会人だとある意味当たり前で、それが成功・・・しないんですよね、ひどいときなんかやる前から失敗するって分かってるのにやらなくてはいけない。不幸ってこういうことじゃないのかな。とりあえず成功できてるんだから不幸と言い切るのは少し贅沢、であってほしい。不幸になりたきゃ、僕にその成功をくれー!( ;∀;)。

やりたいことをやって失敗することは幸せなのだろうか。

 今度は逆を考えてみると、こっちは結構聞きますね。「やりたいことをやったんだ、悔いはない」みたいなかっこいいセリフはこっちの部類が圧倒的に多い。

 この場合は失敗の度合いが重要かと思います。箸にも棒にも掛からない、目も当てられないような結果、例えば誰かの人生を狂わせてしまったみたいなのはさすがに悔いると思います。ここで悔いがないような人は、やっぱりネジがぶっ飛んだ作品を作るんでしょうね、小説ですが地獄変とか、そうかな?

 人に迷惑はかけないけど自分だけはものすごい失敗したらどうでしょう。例えば文字通り爆発する作品を作ったとして、納得したうえで自分の腕を吹っ飛ばし、その後筆を握ることが出来なくなったとしても芸術家は幸せなんでしょうか。さすがに代償が高すぎますか?

 ではもう少しマイルドに。ピューリッツァー賞、だったかな?という、よく戦争関係の写真で出てくる賞の話なんかで出てくるもの。戦争犠牲者が逃げ惑う緊迫感を撮影したくて、救助そっちのけで写真を撮り受賞するような写真を撮れたものの後日大バッシングを受け、以後活躍できなくなったら、それでもり撮りたい写真を撮れたら幸せなんでしょうか。

 ・・・書いてくと、幸せなんだろうな、って気がしてきました。だからこそ次元の違う作品を生み出せる。芸術性とはほんと、狂気に近いもの、おっと、とてもとても繊細なものなのかもしれませんね。

さて、理想と現実。

 リスクとリターン。自分と周り。色々なものを秤にかけて、結局は大きく動けないのが、初心者、もとい人間ではないでしょうか。僕もかなり動けない。というか、最近のモットーが『考えると、動けない』です。なんやかんやで動けなくなってしまう。動くためには大なり小なり周りに穴をあけるものなのではないでしょうか。それが修復可能な穴ならばまあ良い、と。お互いそれを許しあえる人たちが集まって社会が成り立っていくのかな、と。そんな風に思います。

 理想は大きくて構わない。現実は開く穴のこともことも考えて理想を少し小さく実行するのが良いのかもしれません。んー、これ、多分今日の気分だな。明日には変わってしまうかも。よく考えろ。修行だ。うーん、うーん。

 そして幸せはもしかしたら理想と現実が交差する、というか、近づいた場所にあるのかもしれません。そんな映画でした。そんな映画なのか?

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