こんにちは。今回はお金持ち系の本のところで少し話に出たビジネス系の本のおすすめをご紹介します。これ系もたくさん読みました。どれも似たり寄ったりなんですが、こちらでは少し目新しい情報があったので、おすすめってことで。では早速行きましょう。
そもそも自営業流行っていた、という始まり。
これも珍しいですね、僕としては。すでに事業主としての経験があるのです。大体は右も左もわからないずぶの素人が行き当たりばったりで事業を始める、みたいなものなんですが、曲がりなりにも経験者。それまで培ってきたものもあるでしょう。
・・・と思ったら、本作ではほとんど関係ない。むしろそれらが間違っていた、みたいな扱われ方です。うーん、これはどうだかね。話を読んでいくと確かに職を変えて成功する話ではあるんですが、前職がここまで活きないって、社会人生活としてあるのかな、と。ま、今の僕には説得力がありませんが。
そんなわけで、職業が変わる話です。ノウハウを学び成功していく、という話になりますが、ノウハウ部分はそれほど具体的ではないので、そちらを求める人には物足りないと思います。ビジネス始めるのってどういう感じ?を知るにはいい本です。
やっぱり金持ちに接触するんです。
これなんだよなー。本当にそうなの?金持ちのみなさんによる情報操作なんじゃないの?って思ってしまったりしますが、やっぱり金持ちに出会うところから主人公は変わっていきます。
今回はビジネス系なので金持ち系のような心構えに重きを置くばかりではなく、具体的なビジネスとの向き合い方について書かれているのが特徴となります。
儲かる仕事、っていう考え方ではなかった。
当たり前かもしれませんが、これが僕としては本作1番の収穫でした。一応職業を選びはしますが、選び方が目からうろこ。なるほど~、って感心しました。これなら確かに「簡単に」とか「誰にでもできる」とかって発想にも結び付くわ。
いや、誰にでもはできませんけどね。僕が思うに、トップとして指揮を執るのが向いている人、それをサポートするのが向いている人、指示を実行するのが向いている人、って、人には向き不向きが結局あると思うんですよ。で、本作はトップになる人向け、少しサポートの人向けで、実行する向けではないんでよろしくお願いします。
ところで『自分に合った働き方』なんてよく聞きますが、これ自体、実は奥が深くて、業種とか職種、給料や福利厚生、勤務時間や人間関係いろいろ合わせて考えて『自分に合った』って自信を持って言えるのってすごいと思う反面、それで良いの?っても思ったりします。世界は広いぞ。本当に自分に合っているなんてわからないじゃないですか?そりゃ満足してるからってことなんでしょうけど、1歩外に出たらもっと満足する世界が広がっているかもしれません。ま、満足してるならそれは素晴らしいことですからね、欲をかいてはいけませんものね。
フランチャイズのチャージ料
はいはい、そして出てきます。チャージ料。作品中ではロイヤリティって言ってたかもしれませんが、似たようなものです。これについても出てきます。
ま、主人公は金持ち師匠からビジネスのノウハウをいただく代わりにチャージ料を払い続ける契約を結ぶのです。これにより金持ち師匠は不労所得確定。主人公もゆくゆくは弟子におなじようなことをするのですが、これって少し考えてみると、業界参入が遅くなればなるほど不利じゃん?ってことは前述の『簡単』だの『誰にでも』だのってのが途端に胡散臭くなります。なので本作は先に布石を打っておくのでした。これも読んでみてね。でも結局それこそノウハウじゃないの?って僕なんかは思ってしまうわけですよ。
さて、チャージ料と言えば、コンビニ。恨みつらみの本がたくさん出てます。よく『粗利の半分くらい』なんて表現されていて(『粗利』が分からない人は調べてね。ビジネスやるなら絶対抑えるべき用語です)、えげつないなー、って思っていたんですが、本作では40%とさらに5%だったかな?やっぱり同じくらいとるんです。これがフィクションとしての数字なのかノンフィクションとしての数字なのか非常に興味ありますが、やっぱり結構とるんですね。コンビニもあながちあこぎってわけでもないのかも。
でもこの制度、期限作ってあげてもいいんじゃないの?って思います。ま、あるんだけどね、あってないようなもんだからね。後発組がかわいそう。確かに元祖の生みの苦しみは大変なものだったと思いますが、それをいつまでもいつまでもっていうのはさすがにどうかと。本だって音楽だって著作権フリーになるじゃん。あー、うらやましい。おおっと、人をうらやんではいけないのだった。
結局ビジネスは最終的に不労所得につながり、富豪になっていくのです。梯子だね、気を付けるべきは。金持ち本ではきれいな梯子がすすーっと降りてくる感じでしたが本作読むとなになに、そうとも限らない。もしかしたら気が付かないような梯子なのかもしれません。僕はどれくらいみおとしてきたのやら。
まとめ。
前回は金持ち本でしたが、それを補うような形でのビジネス本のご紹介でした。ビジネス系自己啓発本とでもいいましょうか、金持ちになるための入門書は僕もそれなりに読んできました(失笑)が、どれもこれも似たり寄ったりの中、前回の『職業、お金持ち』と今回の『CHANCE』は読みやすさと情報の中身からおすすめできると思います。
他にもカーネギーだのドラッカーだのピケティだの渋沢栄一だのソロモンの~だのウォール街の~だのと、名著と呼ばれるものはたくさんありますが、入り口としては上の2冊はおすすめです、本当に。
さて、がんばってお金に振り回されない人間になろうっと。あぁ、はやく金持ちになりたーい!そういえば妖怪人間のベラって今すごく変わりましたね。びっくりした。ではまた。
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