読書感想文 GRATITUDE 毎日を好転させる感謝の習慣:『鋼の自己肯定感』の後に読むと胸にしみる

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 こんにちは。今日ご紹介するのは、って通販番組みたいだな。やばいな。はまってしまったかも。僕ですね、実演販売すごく好きなんです。今はうまい人の動画を流すのが一般的でプロ中のプロのスゴ技を安定してみることができますが、それはあまり好きじゃない。

 以前は駅前とかデパートとか、人通りが多いところで生でやって見せてたんですよ。当然やる人の個人差があります。でもそこがかえってリアルで、商品の良さを際立たせていたように思います。うまくない人だったとしてもここまで出来ちゃうんだ~って。この商品すごくない?って。

 特に好きだったのが包丁とシャープナー。ピーラーも感動してたな。特に包丁は「はい見てくださいこの包丁」って言葉で始まるのが定番で、何が良かったんだか2、3周見てたこともあります。そうだ、あれね、1周終わるとちゃんと包丁拭くんですよ。って当たり前なのかもしれませんが妙に印象に残っています。やっぱり道具は大切にしないとね。

 関係ないかもしれませんが、料理が全くできない僕でも、キャベツの千切りは好きだったりします。多分実演販売見まくったせい。よく出てくるんです。で、色々見ました。キャベツの千切りは球のままやると結構簡単だし、細くできます。

 前置きが長すぎたな。って、こういう感想文も良いんですよ。感想なんだから好きに書いていいんですからね。ではいきましょう。

先に『鋼の自己肯定感』を読んでいたので、っていう影響はかなりありますが、真逆に近い『力押し』な、スパロボな本です。

 以前紹介した『鋼の』なのに熱さが全くない、実に真面目ででも正直な本『鋼の自己肯定感』を読んだ次にこちらを読んだんです、僕の場合。

 もうたまげた。リンクで表紙見えてるんじゃないかと思うんですが、堅苦しい本かな?って感じがしませんか?『鋼の~』のせいかもしれません。そんな先入観を持って読み始めましたのですが。

 全然逆。根性論よろしく、これでもかってくらい感謝感謝、感謝の押し売り叩き売り(ちょっと実演販売っぽく書いてみました)。なんでもかんでも感謝につなげる本です。

 それが嫌ではないんです。いわれてみれば納得するような、うーん、つまり、僕って今まで感謝の仕方がうまくなかったんだな、とか、感謝しなれてなかったんだな、とかって感想になっていく。

 例えば「かっこいい高級車に乗れない、軽自動車に乗る自分を卑下するのではなく、雨の中自転車をこいで濡れることがない軽自動車に乗れていることに感謝しよう」という旨の事が書いてあったりするんですが、なるほどその通りでした。自分が手に入れてしまったものへの関心ってあっという間になくなってしまうそうな。確かに。中古の軽自動車だって買うときはあれこれ悩んでベストな選択を選んだつもりで嬉しく買ったのでした。雨にぬれずに済む、とも確かに思った。・・・とまあ、こんな感じで話が進んでいきます。

ただし、幸福とは何ぞや、と考えたときに少し寂しくなります。

 うーん、そうなんだよなー。これが仕方なくもちょっと引っかかるところ。一生懸命なとき、全力投球なときはこのスパロボ感謝に乗っかれちゃうんですが、ふと我に返ると考えてしまう。例えば先の例だと自分は中古の軽自動車で、高級車じゃないけど自転車よりずっとまし、って思うわけでしょ。自転車の人よりは~、みたいな考え方になりかねないんです。雨がどう、っていうのも忘れてはいませんが、どうも幸福というものを相対的に感じてしまう自分が嫌だったりします。自分よりも苦労してる人がいるからこその「自分は恵まれているんだ」という感謝、みたいな。その人がいなくなってしまったら自分が1番不幸になってしまうという潜在的な恐れ。ま、『恐れ』なんてほどのものではないのですが、そういう前提で感謝をしているような気がして、少し寂しい。

 ・・・雨に濡れて自転車をこぐ自分を想像できればいいのかもしれません。でもそれって、結局変わらないんだよな。雨に濡れるより幸せ、ってことは雨に濡れるのは不幸、っても言えるかもしれないわけで。ってことはやっぱり幸福には比較対象たる生贄がいるわけで。

 感謝、って難しいですね。はい、気を取り直していきましょう。

最終的に宇宙を巻き込んだ『引き寄せの法則』にまで言及が及びます。本2冊分じゃん。

 そうなんです。後の方になってくるとかの有名な『引き寄せの法則』にまで突っ込みだし、オカルトチックになってきたりもするんですが、それはまぁ、2倍お得みたいに素直に『感謝』しておけばいいんじゃないかと思います。

 っていうか、感謝の習慣、という本来の内容についてはかなりシンプルなため、すぐ終わっちゃうんです。要は、感謝に向かうように考え方を変えてみな、ってことが言いたい訳なんですが、本当にそれだけ。例をいくつも挙げてみなさんが気が付くようにしてくれてるだけという、非常に簡単で親切な本です。でも、繰り返しになりますが、身につまされました。僕の自己肯定感が低い理由の一つもどうやら感謝が下手、ってことに起因する部分があるみたいだし。だから全然無駄じゃないです。むしろおすすめです。なので引き寄せの法則の部分もあー、はいはい、くらいで読めてしまいます。

世界は感謝に満ちている。

 まぁ、詰まるところ考え方次第で世の中いくらでも感謝できるってことらしいです。わかるような、詭弁のような・・・。でもふとしたことにも感謝できるといいなと思います。そこら中に感謝の種が転がっているんですね。

まとめ。

 感謝すること自体は間違ってないし、多分良いことです。僕はこれからたくさん感謝していきたいと思います。・・・おー、読書感想文の締めっぽくて良いですね。

 引き寄せがどうとか、幸福がとどうとかっていうのはまた時間を取って考えるとして、日ごろの感謝が足りないなーとは思いました。当たり前に感謝しなくてはならないのに。結構追い詰められてるんだな、自分って思いました。でもいいんだ。そういうときもあります。順風満帆なんて、僕にはあるはずがない。そういう生き方してませんもん。ほとんどの人がそうでしょうけど、やりたいことをする、食べたいものを食べる、言いたいことを言う。「~したい」っていうのは基本、波風立てることですから。そんな世の中を順風満帆に、なんて人、どれくらいいるんでしょうか。

 今だってかなり苦しいけど自分で選んだんです。人に押し付けられたわけではない(はず)っておもって。それよりはましだと思って。誰かの苦しみの上を歩いて今日の僕は感謝しています。

 あ、最後に。これ読書感想文で活かしたい場合、途中に今までで感謝したことのエピソードを2つくらい入れておくと先生受けする大変良い読書感想文になると思います。そういうのが欲しい人、チャレンジしてみて。では。

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