はい、こんにちは。今日ご紹介するのはこちら。とても良かった。肩の荷が下りる気がするというか、この苦しみは自分だけが味わってるわけではないんだ、というか、みんな悩んであんな感じなら僕もまあ、そんな感じか、というか・・・。だんだん訳が分からなくなってきてますがとにかく読んでよかった。まるで自分の事のような気がしてササッと読んでしまった。これね。ササッとというのは、そのうち書く勉強のための本と比べてってこと。これがまた長かったんですよ。多分実際には普通に味わって読んでたと思いますよ。さ、今回のに話を戻しましょう。
変わった会社。目の付け所が・・・というビジネス目線で読み始めましたが
確かにそうですよね。タイムカプセルを届けきるとは面白い着眼点だ。でもこれまた確かに大変な仕事です。何が何でも届ける感じがね。僕みたいにコスパ好きな人間には・・・とか言いつつ、もしかしたら僕、仕事は突き詰めていく系かもしれません、って最近思ったんですよね。ま、いいか。
結構な方がやったであろうタイムカプセル。卒業シーズンの頃にやるあれです。そういえば僕、自分のその後知らない。白服も来てない。ま、いいか。
登場人物もそんな感じで、中には受け取り拒否の人もいて、それを届けに行きながらのヒューマンドラマな作品となっております。あっという間にどっぷりハマりました。
長いこと生きてれば傷の一つや二つ付くもんなんですよ。
これは本作のセリフではありませんが、要はそういうことで、現在何かしら抱え込んでいるみなさんのところにキラキラしていた夢を抱えていた頃の自分からの手紙が届いて、葛藤して、やり直す、というか、チャレンジする。ベタだけど泣けるんだな。自分もそうだったもん。
昔は、特に僕はバカだったというか世間知らずが過ぎた感じだったので、夢は叶うをそのまま信じてました。その間にある苦悩とか挫折とか試練とか、そういうものも言葉だけ知ってて、実際の体感などこれっぽっちも知らなかった。とにかくキラキラしてたんですね。
そしてたくさん苦労します。それよりも苦労して、なのにさらに苦労して、生きるってこんなに辛かったっけ?っていうのが今ですが、この本に出てくる皆さんも似たようなもんです。僕はその全部を体感しているだけです。うんうん、一生懸命生きてると、やっぱり自分が一番がんばってるって思う。自分よりがんばってる人はいないと思う。結果が出る出ないっていうのがあるから人には分からないんでしょうけど、僕の人生で一番がんばってるのは僕。あなたの人生で一番がんばってるのはあなた。一生懸命生きてる人の間違いない真実だと思います。ああ、泣けてきた。
苦労しまくるんだから傷だってつきますよ。たくさん走った車、いっぱい傷つくでしょ。道具も年季が入って来るでしょ。そういうもんだって。傷なんてあって当たり前のものです。
乗り越え方もそれぞれ
ガッツで乗り越える、アプローチを変えてみる、思い切って切り捨てるのだって乗り越えるに含めていいと思いますよ、僕は。
とにかく一生懸命生きてる人に何かが響くと強くなる。それこそ帯のキャッチコピーじゃないけど「いつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる」。
そうだ、全体を通してみれば本当に素敵なお話をありがとう、勇気と優しさをいただきました、ってことに落ち着くんですが、僕自身では、どうかなぁ?って思う点がありました。
やり直せる、は本当なのか。
これ。小説に食って掛かっても仕方がないのですが、さすがに言い過ぎではないかと思います。
やり直す。現状抱え込んだものをそのままにはさすがに無理ではないでしょうか。身辺整理して、気持ちも新たにリセットするのでやり直しになるわけで。今から、今あるものを、やり直して良くしたいんですよ、実際のところ。
文章として違和感あるでしょう?自分の中に落とし込めてないってことなんだと思います。でもさ、これは僕に分があるというか、僕が多分正しくて、だから僕はやり直せないんだと思います。そして苦しむ皆さんもここが共通してるんじゃないかと思います。
捨てられない人間にやり直しはないってことなんですね。
ってことは次僕が読みたいのは『人生はいつでも、何度でも、どこからでも、立ち直れる』本。僕は立ち直りたいんだ。失いたくはないんだ。抱え込んだ現状を失うことなく好転させたいんだ。この本を読んで納得できなかった人にはきっと僕と同じ感想を持っている人がいると思います。ということは、この悩み、きっと解決します。心は一緒に、がんばりましょう。
苦しんでいる人、本当にお勧めです。
まずは読んでみることです。これは久々大ヒットでした。この作者さん、『賢者の書』っていうのも書いててそれも読んではいたんですが、こっちの方が断然おすすめ。
完全に救われるかもしれないし、そこまで至らないかもしれません。でも気持ちがいくらかは軽くなるはずです。生きてるのが辛くて辛くてしょうがない、って人、効かない薬を飲むつもりで読んでみると良いと思います。効けばラッキーよ。ではまた。
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