はいこんにちは。今日はこちら。とうとう来ました。プライムリーディングに来なくても、世の中には図書館という場所があるのです。借りてきて読みましたよ。なんせ、この後続く大ヒットシリーズの原点で、当時はそこまで読んでないはずだからエッセンス的なものはこれが一番濃いはずで。と皮算用しまくりで読んでみたんですが。では行きましょう。
さすがに順番が遅すぎた。
やっぱりまずはこれかなー、感想としては。自己啓発としては割とありきたり。ストーリーも第一作だからといった感じの粗削りな感じ。惜しい。実に惜しい。これから読み始めたかった。
いや、待てよ。これから読み始めたらこれだけで終わってしまったかも。
この本のシリーズの良さって、自己啓発と物語をうまく融合させている点にあると思うんですが、第一作に関しては本当にそのアイディアこそ評価はできるものの、中身としてはどちらもそれなりのレベルで特筆すべきほどではないように思います。ま、これが2、3、とレベルアップしていって4ではもう泣きながら学ぶように昇華していくんですガネ。
今の『ガネ』、拾ってくださいね。
執筆段階ではもう一作0っていうのがあってそれを読んでます。夢らしい夢がない場合、どうしたらいいんですか、っていう、いかにも現代人といったテーマですね。読み終わったら感想文書いときますね。
そういうわけで出来が悪いわけではないんですが、そこまでではない、というか、そこまでではなくなってしまった作品です。確かに『すべてはここから始まった』な作品なんですけどね。
シリーズで読むならおすすめ。
シリーズを通して自己啓発を学んでいくならこのシリーズは良いと思います。順番に読むことは忘れずに。ですが、自己啓発部分だけ知りたいのでそっちを詳しく～、みたいな、んー、説明は箇条書きが好きです、みたいな人はこれじゃなく別のそういう本の方が良いと思います。
このシリーズの良さは、その堅苦しさを物語部分でリラックスさせながらゴールさせる感じです。学校の先生で例えるなら、時には生徒を無視してでも事の本質をガシガシ説明してくれる、テーマに寄り添っている先生ではなく、時には雑談中心に話しながらもテーマに興味を持ってくれるように話をしてくれる先生って感じでしょうか。
だからページ数は多いですよ、どうしてもね。
要点と解説だけで良い人はむしろ他を当たるべきでしょう。いっぱいあるから、そういう本。自分に合ったのもきっとあります。
この本から始まる人はある意味ラッキー。
向き不向きがあるのである意味、としていますが、自己啓発って何よ、って人がとっかかりにするならこのシリーズは向いていると思います。シリーズを重ねる、っていっても3までが一つかなと思いますが、シリーズを重ねて読むと良い出来です。4についてはテーマが自己啓発ってより『終活』なので、泣ける作品ではありますが少し方向が違うかもしれません。同じは同じなんだけどね。
何度も書きますが順番どおりに読みましょう。その意味でこのシリーズについてはプライムリーディング、惜しかったかもしれません。セールス的にはやはりこうなんでしょうけど、読書としてはちょっと違う。2、3の出来が良かったので当然元祖である1に興味を持つわけですが、電子書籍しかないなら買ったかもしれません。でも世の中には古本屋さんも図書館もあるので、無理して版を重ねて世に大量に出回った作品を今更フルプライスで買わなければならないって事には多分ならないでしょう。電子書籍も叩き売り価格くらいで勝負しなくてはならないかもしれません。
僕は図書館で借りました。図書館、ありがたいです。税金払ってもこれなら納得できる。そう。税金を払うことに不満はないんですよ、多いから不満だし、使われ方に納得いかないものが多いので不満なんですが。図書館はありがたい税金の使われ方の一つだと思います。
エポックメイキングな作品
ドラクエとかFFとかスーパーマリオとか、そういうのと同じで、元祖であることに意味のある作品です。中身云々ではありません。その後脈々と受け継がれていく伝説の第一歩として読んでみてください。
反対に？純粋な自己啓発のみにスポットを当てたいなら別の本の方が良いですよ。この本読んで2、3読んでもっと深いところ？高いところ？を目指したくなる人もそうですが、詳しさで行ったらもっと詳しい本、他にいっぱいありますから、きっと。
そういえばもうボジョレヌーボー、騒がなくなりました？ね。うん、あれはコスパが悪かったんだよ、多分。若いお酒が悪い、って言ってるんではないんですよ。若いお酒の良さもありますからね。でもそれに見合った価格だったのかな？っていうのが段々見えてきたのかもしれません。ちなみに僕はフルボディの渋いのが好きです。自己啓発と酒とはなかなか相性が良くない気がしますが、読書と酒は合う。ではまた。
コメント