40代の転職④:少し慣れてきたころにやってくる山場

40代の転職
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 こんにちは。今回はさっさといきましょうか。っていうか、あの頃(入社1か月後)はまだ気が付いていなかったんですが、転職先が有給休暇取りづらい会社でした。実際には取っていいんですよ、ただね、取ってしまうとその後で今は書くことが出来ないすごく嫌な思いをするという、ある意味最も嫌なパターン。強制はしないけど実質的には強制。立場が弱いって、本当に辛いですね。では本題、行きましょう。

心配ない。誰にでもある。

 はい。転職してしばらく経って、おじさん、おばさんらしくほっこりし始めた頃、それはやってくると思います。試用期間が終了したころ、とか半年に差し掛かるぞ、くらいの頃でしょうか。

 突然のスランプ。新たに来た困難な業務。少しずつきつくなってきた周りからの風当たり。

 でも、心配しないで。みんなそうだと思います。少なくとも僕はそうでした。会社が割と流動的に動くようになったのか立て続けに人事異動が起き、2か月も経たないうちに後輩、というか、新入社員がどんどん来ました。こちらは年間ルーティーンはおろか月間ルーティーンも怪しいのに指導役にされるし、新入社員には元社員みたいな人もいて、ぶっちゃけすでに僕より動けてるんですよ。何も言うことないじゃん、って感じ。でも指導するんです。当然自分の経験値は増えません。まだ自分を優先するべき時期だと思うんですけどね。命令とあれば仕方なかった。

この時期に自分のことは後回し。

 そして、仕事を忘れる僕。僕の指導により(笑)どんどん上達していく半新人。そりゃそうです。試行錯誤を繰り返して作り上げたマニュアルをあげたんですから。痒いところに手が届いてる、良いマニュアルですよー。・・・っていうか、会社として作っておいてほしかったなぁ。僕はメモを取りまくって嫌がられながら教わったんですよ。

「アウトプットすることで自分もスキルアップするから」なんて言う人がいますが、あれは嘘。ってほど嘘ではないのですが、新人が新人を指導するようなものですから今回はほぼ効果がありません。アップするスキルがそもそも備わってないのにそんなことさせないで、と思ったものです。

 そんなわけで、相対的に自分の評価を下げるために新人指導をすることになってしまった。で、本来の業務にブランクが生じてミスが続くようになってしまったのでした。きついですよ。これからたくさん助けてもらう人に対して、この人さえいなければ~って思ってしまう。もっと自分の練習がしたいのに。とにかく経験値を積んでおきたい、と思ったものでした。

 そしてさらに、周りの反応も変わってきます。新人さんが来たことで僕はややベテラン的に扱われ、「まだこんなこともできないのか」的なご指導をいただくことになったのです。まだ僕だって試用期間なのに。厳しいね。でも世の中には一定数、そういう人いますよね。みんな、泣こう。泣きながら、それでも食らいついていこう。1年経って、あるいは3年経ってそれでも我慢できなくなったら再就職先を決めてからやめよう。え?何で1年と3年かって?会社を評価するのは3年目のアタック後、っていうのはこの後出しますし、1年っていうのは失業保険の受給の関係で12か月以上雇用保険に入っていないといけないからです。

 生活資金に余裕があればすぐに辞めたいところでしょうけど、40代の転職は次を探すのが難しい。よほどのことがないと辞められません。

給料の金額と現在の戦力差と筒抜けの情報

 風当たりが強くなったのには給料的な側面があるらしく、先輩方、特に女性の先輩からは「私の方がよっぽど仕事ができるのになんでこのポンコツの方が給料が高いの?」というのが態度で伝わってきました。これは、先輩方に賛成ですね。女性は結局家庭的な用事が生じた場合会社を後回しにすることが多いから、という理由での男女差なんでしょうけど、このご時世、そうとばかりも言えないでしょう。主に子育てにかかわる部分ですが、共働き世帯も増えてきてお父さんお母さんどちらが、とは決めつけられないと思います。

 ただし、ただしです。なんで給料の額のこと知ってるの?っていうのは会社としてどうかと思います。ばらしてる人がいるようで、そういうのは好ましくないですね。そういう会社だったんだ、と気づくのもまた、周りが見えてくるこの頃なんです、多分。

できるだけ受け流すこと。

 とにかく、自分的に、もしくは周り的に、自分が会社になじんできたと思われる頃にこのギャップによる波がおそらくやって来ます。これについては何とかかんとかやり過ごすことでしょうか。ごまかしごまかし嵐が去るのを待つ。

 真正面から受けて立つのは得策とは思えません。みなさんは会社に入ったばかり。相手はおそらくたくさんの退職者を見送ってきた(意味深)ベテラン社員『たち』。戦うには圧倒的に不利です。まずはこらえて時を待つべきだと思います。とはいえ、それが辛いんですけどね。似たような人がいたら、がんばって。

 わかっちゃいるけど、分からないふり。傷ついてるけど、分からないふり。やりすぎるとメンタルに来るので程々に、と一般的には言うんですが、程々ってどの程度か?「同じことを何日かごとに聞き返してるのは結構メンタルに来てます」これ、覚えておきましょう。

石の上にも3年。会社の仕事も3年。

 とにかくまずは自分をそんな会社にもっともっと馴染ませることです。心の奥で何を考えていても良い。まずは会社で1年頑張る。2年目は1年目の反省を踏まえて、年間ルーティーンの完成度を上げる。

 そして事を起こすなら3年目以降です。それまでに培ってきたものを思う存分出すならここでしょう。で、会社に挑む。勝てば会社が自分の理想に近づくし、負けたらその時進退を決めると良い。あ、辞めるにしても次につながるような実績の一つや二つ作っておいてくださいね。で、例によって先に再就職先を確保しておくこと。

 3年目に実績作って4年目勝負、ですかね?

 そんなことをしながら気が付くと勤め上げられて定年を迎える、っていうのが多いパターンのようですよ。でもそれでもいいんじゃないかなと思います。

例外は健康面。

 これも良く言われていることですが、健康面に異常が出たら、迷わず対策をとること。せっかく入った会社ですが、退職するのもあり。この波さえ過ぎれば、ってことなら休職するのもあり。健康は最優先です。生きるために働く、この優先順位は守るべきです。稼いだお金、医療費に変わっちゃ意味がないでしょう?

ここまで来てカミングアウトです。

 みなさん、ここまで読んでくれてありがとうございます。ここで重大なお知らせがあります。このような記事を書いていた僕ですが、このしばらく後、記事で心配していた健康面を理由に退職してしまいました。情けない。全く情けない。っていうか、一生懸命やりすぎた、ってくらい全力でぶつかった自分を褒めてあげたい。生き方、というか、社会人としての生き方が不器用すぎたんですよ、結局のところ。

 あ、でも記事に書いていることはやめる前には書き終わっていたので乗り越えられた皆さんには有効なはずです。がんばりすぎないようにがんばって!

 そんなわけでドロップアウトした僕ですが、現在は治療しつつアルバイトです。せっかくつかんだ正社員だったのに・・・体は正直なんですね。ちょっとがんばれば、だったんでしょうけど、そのちょっとは僕には多かったかも。会社的には少なかったかもしれませんが。今となってはよく分からないし、病院からはそういうの思い出そうとするな的なご指導をいただいているし、こうして書いている今も少し思い出すだけで涙が出てくる有様です。情けない。いい年して自己管理ができていないと言われても何も言い返せません。まったくそのとおりです。

 でもねでもね、似たような人が実はたくさんいること、僕は知りました。みんな、ひとりじゃないよ。うまくいくかどうか、怖い中がんばってるの、僕は応援してますよ。

 再就職については僕の席がとられちゃうのは複雑な思いがしますが、あなたなら構わない。たくさん傷ついたあなたなら構わない。次の戦いにどうぞ進んでください。傷が癒えたら僕も再出発です。誰かの席、借りちゃうつもりなんで。そのうち定年が大量に出てくるって。その時までに元気になることです。

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