こんにちは。夏が近づくと世間ではフェスの話が出てきますが、みなさんはどうですか。僕は行ったことないんです、少し頑張れば行けそうなのに。・・・距離の話ね。文章書いててミュージシャンか?って思ったんで。僕は客の方ですよ、もちろん。
今日はそんなこんなでフェスっぽいこちら。音楽ものつながりでってことで。いや、アニメの方がとにかくすごかったので、と早くも雲行きが怪しい始まりですが、行ってみましょう。
ドラマの最終回にした方が良かった。時間が・・・。
はい、そういうことです。最初の感想がこちら。
なんで映画の必要があったのかわかりませんがまあ、大人の事情ってやつなんでしょう。今までのドラマの総集編に映画として最終章をくっつけて、とよくあるパターンなんですが、どうにも前半の総集編部分が出来が悪すぎる。例によりほぼドラマなしのいきなり突撃の映画鑑賞なんですが、全くわからないと思いますよ、初めての人。僕はアニメの方でストーリー知っていたのでそれなりに理解しましたがよくなかった。
推しの子は、アイの亡くなるシーンがかなり大きな見せ場で、また、素人は知らない業界あるあるのしかもダークサイドをバンバン出すのが魅力だったのですが、さすがに原作、アニメ、ドラマと見せられ続けてさらに映画かよ、っていうとお腹いっぱいでしょう、そして他はただただダイジェスト的に流してくれるもんだから、「ああ、あったね」くらいですよ、感動も何もない。シーンの確認、って感じだった。
正直、カットした方が良かったなぁ。何なら前半部分だけにして、もう少し丁寧にまとめて昨今よくある最終回直前復習スペシャル、でも良かったんじゃない?それとも何かな?どうしてもテレビと映画の両ジャンルに顔を出したかったとか?ひとまず、時間がもったいなかった。Final Actに焦点を当てた場合、前半はいらなかった。
そして核心の部分。Final Act。
アイの残したビデオをもとに、アクアが映画という形で事の真相(推理)を発表する、というか、真犯人をあぶり出すのですが、犯人側もしっかり仕掛けてくるのでした。
舞台挨拶の場で会場をパニック状態にし、その隙をついてアクアを刺し、ルビーをさらう。でもあれ?刺すの二宮君じゃないの?このおばさ、女性、まだ二宮君と付き合いあったの?って感じで、あの人に刺されるんですね。これはびっくりだった。とんだ意味なしサプライズだわ。
ただし、ここからが雑で、それ自体が劇中劇のような感じになっていきます。二宮君はサイコパスっぽい感じになっていて、目の前でアイもルビーも殺されるアクアを見て、何かを感じたいそうです。だったら劇場でやっちゃえば、って思いました。キャーとか言うこともなくルビーをさらえるくらいですからね、出来たんじゃないかな、と思います。っていうか、いまでもおばさまとの関係続いてたっぽいし、サイコパス設定が緩むなあ。
そして、頭が少し変な割にはアイ周辺にしか害を及ぼしていないあたりが割とまともで何ともなー、っていうか、犯人って感じじゃない。いや、ちがうな、犯人は犯人なんだけど、結局アイなんだ、と。アイに固執してるんじゃん。サイコパス云々ではなく、これは怨恨による犯行です。ついでに実行犯をそそのかすのも何ていうか、いわゆるサイコパスっぽくない。・・・お前、サイコパスの何を知ってるんだ?って言われそうですがそうですね。イメージよ、イメージ。
そう言えば、本作中でアイは彼を許しただか救っただかっていうことになってましたけど、ルビー演じるアイのラストのセリフは「全部あいつのせいだ」で、僕的にはどうなの?って思いました。二宮君の思想と同じじゃね?二人は似てて、でも向かう方向が違った的な描き方をしたかったのではないかと思われるのですが、同じっぽく見えるんだよなあ。あ、そうか、共感してあげたってことなのか。
僕は原作は読んでなくて、でも原作と違う終わり方なんだって噂は聞いていて、でこんな終わり方されちゃうと原作が気になるんだよなー。でも、アニメで済ませそうですが。早くやらないかな。
ひとまずまとめよう。
映画がそうであったように、いや、そうだったので、感想も割と少なくなります。そりゃそうだよね、内容が少ないんだもん。そんな中でも一応のエンディングが分かったというのは意味があります。もやもやした部分もありますが、とりあえずはすっきりした。ご冥福をお祈りします。
何が引っかかるって、雑なんだって。あの状況で死体があがらなかったら行方不明でしょ、間違いなく。見てる人いないんだよ。・・・え?いたの?実はいた?僕見逃してた?あの女性?えー?噓でしょ?いやいないから、多分。7年くらいは死亡扱いできないと思うんだけど。ついでに社長、なんですぐ駆けつけてこれたんだろう。途中の釣り堀シーンでトイレに行ってる間に大事な話でもあったのかな。
そしてルビー。B小町解散でソロでやっていくのはまあありでしょう。ですが、それを一生懸命やっていくのはアクアのモノローグがあろうがなかろうが当然予想されることで、それよりは、大好きだった先生が実はお兄ちゃんで、ってあたりについて、もっとこう、何かなかったかね。投げキッスで行ってきますで割り切れるのかい!女の子は過去の男を引きずらないって結構聞きますがここまでドライなんかい!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。
最後にタイトル、というかアイ。僕はタイトルを推しの子供、つまりアイの子供の物語と解釈していたんだけど、最後まで見てみると推しのコ、つまり、推しのアイについて色々深掘ってってみました、という、なんというか考察というか、感想というか、そういう類な気がしました。「嘘は愛」というフレーズについても最初の方とか主題歌(アニメね)とかで印象に残ってたんですが、そのあたりにも特に触れずに終わってしまってなんか消化不良だな。あれか、放送禁止の読みすぎか。歪んじまったなー。時代だなー。
追伸。アイドルということで。
齋藤飛鳥ちゃん、アイに起用したのは良かったと思います。不動のセンターって感じはあったもんね。ただ、もうちょっとキャピキャピした感じがあるとよりアイだったと思います。でも出すぎでしょ。北斗の拳のユリアを思い出したわ。みんなに愛されるといつまでも引きずられるのね。
ルビー。ごめん、これから来るコなんでしょう。お名前は存じ上げませんが頑張ってください。エンディングの歌が一番目立ってたあたりがかわいそうでした。
そしてそして、これが書きたかった。アクア。ミスチルの息子さんなんですって。言われてみればどことなくお父さんの面影がありますよ、確かに。2世タレント、大変ですけど頑張ってください。ドラマの方のバンドも森進一さんとこの弟さんなんでしょ。やだわー、もう知り合いだらけじゃないの。って、近所のおばちゃんモードになるくらい2世でしたね。これも推しの子の世界観に通じてるのかな?
ま、そこら辺を考えながら見てみてください。
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