40代の転職⑥:がんばってはいけない、のかもしれない。

40代の転職
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 はい、こんにちは。みなさんはお元気ですか。僕の方は体調は相変わらず悪くて、あっちこっちの病院を回り、ようやく一つの治療が始まることになりました。これもうまくいくのか怪しいところなんですが信じてみよう。お金は・・・何とかなる、大丈夫って信じてるとそうなるらしいですよ。うん、大丈夫。余裕でしょう。

 さて、ネタがなくなってきたこの頃ですが、こちらのカテゴリーはずいぶん時間がたっているように思います。それだけ一生懸命に働いている、ってことかもしれません。すごいでしょ、体調悪いのに退職してないのよ。・・・ややこしくなるか?

 そんなわけで現状に水を差すような前振りですが、いったい何があったんでしょうか。早速行ってみましょう。

決まったのは20年勤めた前任者の退職に伴うものでした。

 いやな見出しです。これだけで気づく人は気づくかもしれません。うん、かなり具体的な内容になってしまいそうなのでぼかしぼかし頑張りましょう。

 今回の会社は設立から40年以上経つ業界団体です。職員もそう多くなく10人に満たない規模で、勤めている人はみなベテランという、和気あいあいな感じの会社でした。・・・だと思ってましたっていうのが正しいな。

 そこに退職者が出て募集、ということになったそうで、僕はご縁をいただいたわけです。20年勤めた人が退職ってことは定年ですね、と特に気にしていなかったんですが、それが実は違ってたんだなー。

 就職する人はこれ要注意です。先入観で話してもいいけど、確認とか出来ればしておいた方が良い。ま、「一身上の理由で」とかで逃げられてしまうんでしょうけどね。でもここをきちんと説明してくれる会社なら逆に信用できるかも。

ちょっといやな事があるとすぐに辞めてしまう、と言われて。

 これは確かにそうなんですが、っていうか、そう見えるんでしょうけれども、僕にとっては悩んで悩んでの結果なんです。最近影響を受けている色々な自己啓発本にはほぼ必ず『今、ここに集中』ということが書いてあります。過去と未来は今はどうにもできないんだから、どうにかできる今をどうにかするよう頑張れってことらしいです。僕に限らず悩みの上位なんでしょうね。特に将来に対する不安。

 このままで良いのか、これまでがうまくいっていなかった分、余計に心配してしまいます。そう、過去に失敗してる(と思っている)から未来が不安になるんです。今ここっていうのはある程度の成功体験をしないとたどり着けないのではないでしょうか。つまり、簡単に書いてくれてるけど悩んでる人にこそこれは結構難題なんです。作者さんたち、成功しなかった頃を思い出して。『今、ここ』っていうほど簡単じゃなかったんじゃないですか?

 同じように悩んでいる人は世の中にいっぱいいると信じて。僕はみなさんを責めません。手助けしてあげることもできないけど、ちょっとだけヒントを。「失敗したことばかり思い出すんじゃない。失敗と比べたら些細なものかもしれないけどそれでいいからうまくいったことに自惚れましょう。自分のだめじゃないところを見つけて、それを『良いところ』と褒めちぎりましょう」。いいところが見つけられなかったら、悪くないところを褒める。出来たことが思いつかなかったら出来なくなかったことを褒める。要はとにかく自分を褒める。

 うーん。軽く解説するとですね、僕も含めてこの手の人は最近の自分の×にばっかり目が行く、そして一方で〇でないことを×とする感じがあります。もはや半分癖で×を作りたがるし、どんどん作ってしまう。手前味噌ですが、ストイックが過ぎるんですよ。多分真面目なんです。今だから言えますが世の中もっと適当でした。バカバカしいくらい適当でした。

 ということでもう言っておきましょう。実はすでにここも辞めまして、現在は別のところで働いています。すぐ辞めちゃう、ってまた言われそうだけど、そうですよ、仕方ないじゃん。だってさ。なかなかすごかったんだもん。

言い訳をくどくどと。

 書いていきますね。入って張り切って頑張って働くわけです、もちろん。すると、会社のボスが仕事をくれるんですよ。人によってはこれは幸先良いって思うところなんでしょうけど、僕は一生懸命なんで、実のところ既にあっぷあっぷなんです。これに追加されたら残業だわ、って脇で他のメンバーは定時から1分か2分かってくらいで帰っちゃうんです。これに違和感を感じたわけです。あれ?手伝ってくれないの?って。勝手がわからないのに声もかけてくれない。そういうもんかもしれませんが、違和感だったんです。でもなんとかやったよ。

 その後、ボスは何かにつけて僕に仕事を振ってくるようになりました。いいじゃん、がんばれよって思う方もいるでしょうし、それが出世の近道なのかもしれません。話ではよく聞くパターンだったしね。でもね、僕は嫌でした。っていうか、就業規則を見ても、これまでの会社の経緯を見てもそれ、あなたの仕事でしょ、って事を何かと理由をつけて押しつけてくるんです。で、自分は何だかんだと理由をつけて中抜けするし、意味あるのかわからない外回りが多い。

 職域っていうのかな、割ときちんとすみ分けはできてるはずなんです、規則上では。でも実際はかなり違う。っていうか、変わってきている。これがポイントだったのです。

 前任者の退職理由っていうのが実はそれで、その人にばかり仕事を振るんです。新しいことについては誰もよくわからないからとりあえずお前やってみて、って。で、とりあえずのはずがレギュラー化していく。これはいつもやってるあなたの仕事でしょ、って。

 加えて今までの仕事についても、これまでは他の部署でやってたけどよく考えたらあなただよね、って。これについて周りもうんうん、って。まだ自分たちが負担して「あげてる」仕事もあるから慣れてきたら徐々に戻していくからね、だそうです。

 そういうのが顕著になってきて、前任者はとうとうキレた。定年退職ではなく三行半だったのでした。そうでしょうね。短い期間でしたがそれでもわかるくらい真面目な人だったもん。ただこの人の真面目過ぎも引き継ぐ側としてはなかなかのボリュームだった。

 引継ぎをしてもらってはいたんですが、この量は確かにさすがにちょっと無理。ちなみに残業は申請するタイプなんで言わずもがな、ですな。っていうか、ボスはそういうわけで会社にほとんどいないので残業申請に承諾をもらうのが非常に難しいのも問題でした。「要領よくやれば終わると思うよ、前任者はやりすぎてた」ですと。

 ボスの予定に合わせて仕事をして、っていうのが仮に当たり前だとして、でもその量が多すぎて残業せざるを得ないのに、他の部署はさっさと帰ってこっちはボス不在で残業申請できない。この現状を面接時には「残業はほとんど、というか、ないです」と説明してきたんですよ。それでも僕だけが悪いんでしょうか。さすがに身の危険を感じました。

 相談して人増やせよ、とか思いますが、新入りの分際でまだそこまでは言えないと思ったし、言ったところで無駄だと思いました。昔はもっといたらしいんですが、ここの人たち、バックオフィスの仕事をなめすぎている。だからベテランに見限られたんです。

 まあ業界団体なんで発展する気はない。天下りポストの存続と現状維持が最大の目的なんです。こりゃだめだよ。中途が行くところではない。・・・と言い訳をしました。

業界団体という組織でのお仕事。

 実際、業界団体なんで営業も一般企業のそれとは違っていて、ま、仕事しないわけではないんですが本来の営業部分はさほど大変でもなさそうなんです。新規をとって来い、っていう感じもないし。団体の存続が第一なんです。頑張っても大して給料上がりません。団体に返すのが当たり前なんですと。そういうもんなんですね、業界団体って。頑張る必要ないし、むしろ頑張ってはいけない。発展してはいけない。不思議な業界です。・・・というのを学ばせていただきました。ありがとうございました。

 現在はこれまた別の会社に勤めていてっていうか、もとの所に相談しに行って再就職したんです。あんなに嫌だったのにね。でも今度はそのことを話して(でもわかってもらえたのかなぁ?)、現在の体調なども話して仕事量を減らしてもらってます。このあたりは機会があればまた書こうかな、と思います。とりあえず、がんばってますよ。ではまた。

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