パーカー IM:高級文房具の入り口はプレゼントから

文房具
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 こんにちは。更新が結構遅れてしまいました。言い訳はいいからとっととネタに進みましょう。それにしてもみなさん台風大丈夫でした?テレビで報道されるような分かりやすい被災だと割り切りもできるんですが、そこまでじゃない、地味な被害を被ると何ともがっかりですよね。うちだけ雨漏りした、とか窓割れたとか。そういうのもひっくるめてお見舞い申し上げます。きっとその分良い事も待ってるでしょうからがんばって生きていきましょう。

高級文房具はまずもらった。

 身も蓋もありません。今回のネタ、パーカーというメーカーのIM(読み方知りませんが、『アイエム』と呼んでいます)です。あ、ボールペンね。ついでに、僕は高級文具(ボールペン)については、高級とそれ以外(つまり中級はない)と考えていて、高級の目安は本体価格1,000円以上、としていますので気にしてた方はよろしくお願いします。

 僕はこのIMをプレゼントでいただいたのですが、それまではボールペンなど100円で十分だ、100円のペンの中でもっとも使いやすいのを追求するのが良い、と思っていました(と言いつつDrグリップが最強とか思ってた)。今もこれについてはある程度賛成します。しかし、『100円』の縛りをなくすとペンの世界は大きく大きく、それは大きく広がっていくのです。

 つまりもらったから試しに使ってみるか、って使ってみたらドハマりしたってことなんですが、本当に変わりますよ。100円縛りを否定はしませんが、お金を出せば機能的な価値も上がるものです。かっこばかりではないのですね。

 もらったから使ってみる、っていうのは入り口としては最適だったんじゃないかな?と思います。分かっちゃいるけど現状に満足してたわけだからあえて高額な出費って考えないものでしょ?そこを半ば強制的にねじ込んできた『プレゼント』。冷静に考えるとプレゼントというのはなかなか戦略的なものです。

重さは正義。をここで知る。

 ボールペンにおいて重さは正義。本来の意味は「力を入れて書かない」なんですが、力を入れずに書くためにはある程度ボールが動いてくれなくてはいけません。それこそジェットストリームをはじめとする低粘度のインクやゲルインク等、インクからのアプローチも重要ですが、まずはペンの自重、つまりペンの重さだと思うんです。自重によってボールを紙に押し付ける。コロコロと転がってからはインクの性能により書き味が変わる、ということ。

 IMは初めて持つと重いです。でも、そういうわけで力を入れずに書けるようになるし、すると字がうまくなる(らしい)し、とてもいいです。ちなみに重さの話とセットで出てくる重心についてですが、IMは特に重心を感じることはないと思います。ということは真ん中なのかな?とりあえず重さの割に書きやすいです。インクも良いし。

 それにしてもいやはや、インク、大変です。万年筆と違って自分でカスタマイズすることはないと言えそうですが、その分、あのインクを使いたいけどこの軸には合わないんだよね…って悩みがありますよね。改造するのはちょっと…という人は組み合わせだけですから、って言っても微妙な違いで書きにくくなったり、反対に書きやすくなったりするから結構大変です。でもその分本当に面白い。

これのインク(替え芯、リフィルと言います)はいくらでもある。

 IMのインクは結構高い。800円くらい。初心者のみなさんは、え?って思うでしょ?僕も最初はそうでした。そして互換性のある安い替え芯を探したものです。

 替え芯、100円のペンを買っては捨て捨てては買って、という使い方をしてるうちは、こだわりがない限りは気にしなかった話でしょうが、高級文具となると話は変わって替え芯がとても重要になってきます。コスパの良い替え芯と自分の理想の書き味とを天秤にかけ、納得いくものを目指します。軸の使い捨ては多分ない。

 なので芯のタイプはとても重要。汎用性のあるものが良いとされていると思います。で、IM。パーカータイプ、とかG2タイプとかいうタイプの替え芯です。

 パーカータイプ、という呼び名があるくらいで、各社がこのタイプの替え芯を出していますから入手は比較的簡単。あとは値段と書き味との相談になります。そういえば去年あたりかな?ジェットストリームもこのタイプを出しました。価格は安くないけどパーカーでジェットストリームっていうのは文具好きではちょっとした夢だったようで、けっこう使ってる人多いんじゃないかなと思います。

 貧乏ネタとしてはダイソーで売ってるゲルインクのボールペンでこの形の芯を使ってるものがあるので試してみるのも良いかも、と思います。ゲルインクだからある程度出が良いです。で、100円。素晴らしい。

大人な書き味。

 貧乏インクの後に申し訳ないのですが、最初に入ってる本家のインクは良いです。低粘度のってほどではありませんが程よい粘りは力を抜いた状態を良しとさせてくれるかのようにするっと書いてくれます。何というか、大人な書き味。映画やドラマでよく、書類にさらさらってサインをする場面があるでしょ、あの書き味のイメージ。伝わらないかな?うーん、つまりしっくりくるのですよ。

 互換性のある替え芯をいくつか買って見比べてみると分かると思うのですが、やっぱりみんな少しずつ違うんですよ。まったく同じなのはやっぱり純正品、って思っておくとよいと思います。で、何が言いたいかというと、何でもかんでもジェットストリームにすれば良いってものではない、ってこと。

 ジェットストリームが悪いとは思いません。ボールペンの書き味を塗り替えたとんでもない傑作インクであることは間違いない。でも、それが絶対ではないということです。僕はぶっちゃけちゃうとジェットストリームよりアクロインクの方が好きです。同じようにビクーニャが好きとかサラサが好きとか好みはひとそれぞれ。

 そして好みは、というか、目指す書き味は多分各メーカーにもあるでしょう。パーカーのIMはきっとそれが上手くまとまっていて、だから初心者の僕にも『しっくり』というのが伝わっているんだ、と。

 ただね、やっぱり純正の替え芯が高いのよ。800円。ジェットストリームは600円だったかな?ダイソーは100円で軸まで付いてるからね。パーカーさん、少し安くしてください。高級文具はこの辺が融通効かなくて困った。ま、品質を追求しているので値段は我慢してね、ってことなんでしょ。すると今度はジェットストリームが輝きだすという。ね、高級文具の世界は広いのです。

 ちなみにという形で替え芯貼っておきますね。純正とジェットストリームと。アマゾンでですが、価格は競ってますね。悩みますね。こうなると純正も良いですよ。

車と似てるかもしれません。まとめ

 そういう意味で、文房具と車って似てるかもしれません。高級なものはメンテも高級になるから、そこまで見こさないとその良さを維持し続けることが出来ないかもしれない。安い互換品で、ってなるともうそれは別物かもしれない。

 それでも、というか、それなので、パーカーIM、高級文具の入り口としておすすめです。アマゾンなら2,000円ちょいで買えたように思います。って、貰い物の値段を調べたの?って?そんなことするわけないでしょ。あまりにも気に入ってその後色違いを買おうとしたら思いのほか安くてついでにもう1本買ってしまっただけよ!

 これはホント、買っといていい軸です。インクの互換品はたくさんあるし。

 

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