こんにちは。お彼岸はとっくに過ぎましたが、お墓参りできましたか?出来なかったら、とりあえず故人を思い出してください。まずはそれだけでも良いかもしれません。行けたら行ってあげた方が良いとは思いますよ、もちろん。でも行ける人ばかりでもないでしょ?要は、故人とのつながりがなくならないようにすることですからね。では、今日はこちらのお話を。では行ってみましょう。
おくりびとのインターナショナル版、みたいな?
ちょっと誤解があるかもしれないんですが、お仕事内容を整理するとつまるところこういうことね、ってことではないかと思われます。でも国際的になる分、言葉とかが大事ですよね、ってところには興味が湧きました。ドラマ自体はそこはあまり大事じゃないんですが。いや、大事じゃないわけではないか。本編はドラマで、こちらは確かに国際要素があります。今回ご紹介の映画はそこよりは死別。お別れに焦点が向いています。どうやって別れていくか。どう心の整理をつけていくか。そんな感じですね。ドラマももちろんそういう要素があるんですが、何というか今回は国際色が薄れた感じ。
当たり前ですが、ご遺体の保存については一般人では気が付かないことや、最新?技術の紹介など感動というよりは学術的な興味に近いような感情を抱きます。特に復元についてはおくりびとでもけっこう驚かされましたが、それをちゃんと超えてくれてるというか、目新しいものをたくさん入れてくれてます。不謹慎ですが勉強になります。
映画の伏線の確認。社長のパートナーの生死について。
明確なセリフがあるわけではないので確認です。最終盤、死者の祭りの花火のシーンで米倉社長は向井パートナーと会話をします。これでつまり、演出上彼は亡くなっていることが確定したわけです。会話後彼はそこにいない。ということで彼は幽霊だったということになり、ダメ押しの再確認になっています、演出上ね。劇中で何度も「死者はお別れの時に1度だけ会いに来る」ことが語られますが、社長にとってお別れトリガーはこの少し前、カフェで彼考案のお味噌汁をいただいたときになるのでした。長いこと引きずっていた思いに踏ん切りがついたのがオーナーペアから聞いた彼の話でした。中身は映画見てね、ってことになりますが、たまたまここでつながるんです。コナン君かーい!ってくらいお決まりのつながりですね。でもね、人生にもこういう偶然のコンボって、あるよね。
社長は彼との件について、今回のお仕事で一区切りつけるのでした。本編では死亡のニュースが流れてはいたけど実はまだ生きてる?みたいな匂わせがあり、今作でも途中まではむしろ生きているの線で話が進むものの、ラストでは当初のとおり亡くなっている、で落ち着くのです。これはねぇ、ちょっと煽りすぎな感じはありましたね。映画ではいつ復活するの?くらいで見てましたから。
色々な人生がある。色々な最期がある。
老若男女、様々です。そして、「死人に口なし」を暴いていく、というか暴いていくは不謹慎だ、生前のことを思い出し、整理して、生きていく人が前向きになる形でお別れするさまをオムニバス的に描いていく作品。今作は映画という1本なので、会社の人がそれぞれの現場で活躍する、寄り添う様子が描かれます。
アウトローな名優はお忍びで恋人に会いに来ていたり、ビッグマウスなひとりよがりユーチューバーが体を張った企画をやってみたり、鳥かご生活に嫌気がさし駆け落ち同様に国外逃亡したお嬢様は耐性の無い世界で落ち込んだ生活をしていたり、赤ちゃんは一生懸命暮らしていたり。・・・赤ちゃんはだめー!(/_;)可愛すぎるから、かわいそうすぎる。お別れが寂しすぎる。もっとゆっくりしていってよー、と願わずにはいられません。現実でもある話だから余計に心が痛みました。
いやね、他の人だってみんな、関係のある人々にとっては本当、かけがえのない人なんですよ。これは間違いないです。でも『赤ちゃん』とくくるように、赤ちゃんって関係ない人にとってもほっておけない存在じゃない?その子が志半ばも何も、物心つく前にいなくなっちゃうんですよ。堪える。生き物として赤ちゃんは可愛がられるようになっているらしいのですが、もう、あのおててもおくちもおめめもお鼻もおしりもあんよも泣き声もにおいも、何から何までかわいいのよ。これを失った親御さんの辛さは本当に痛かった。おばあちゃんが良い感じにいてくれるんですが、こちらはこちらで辛いよね。
他のみなさんもそれなりにドラマをお持ちでしみじみ見てしまうんですが、俳優のおじいちゃん編、ラストの空港での見送りシーン、不謹慎にも笑ってしまいました。知らぬが仏、です。SAKURAたちよ、お疲れさまでした。
ひとまず赤ちゃんの死は僕には辛すぎる、ってことでした。これ見た後だと、お宮参りもハーフバースデーもお食い初めも七五三も、何でもかんでもお祝いするのも分かるわーってなりますもん。それなりの人生だったと総括できるほど生きてないのが何とも。
まとめ。
映画の感想としてはドラマ版の続きとして、そして一応の区切りをして、伏線を回収しての終わりですっきりしていたと思います。花火のシーンなどは演出としてもきれいだったし軽ーく海外旅行気分も味わえました。題材も重いネタですが、それぞれの人生を美しく飾る、という意味で良かったと思います。人によっては納得できないこともあるでしょう。僕も立場が変われば感想が変わるかもしれません。ただし、本作においては視聴者としての手向けという感じです。どんな人にも物語がある、ってね。
ただし、ドラマを見てからの方が良いです。ドラマがなくても見てるうちにわかるとは思いますが、ドラマを見てからだと深みが増しますからね。おすすめできます。

コメント