こんにちは。今日のネタはこちらです。新年早々観るもんじゃないだろ、と思いつつも、みなさん知ってました?お正月はホラー映画が結構出る時期なのです。
今日は読書感想文、というよりは考察になるんでしょうか?答え合わせのためのものな感じです。しかも僕自身も納得できていない部分も多々あり、これを読んで何かひらめいたみなさんが正解にたどり着くのを期待する感じになってます。おまけになぜか『2』。言い訳させてください。この手のは1でも2でもそれぞれが独立してるパターンがほとんどでしょ?っていうか、それしかないくらいじゃない?だったら新しいのからにしましょう、ってこちらを先行してしまいました。ということで、一部1ありきの2、となっています。おおよその意味はわかるのでそれほど影響はないと思いますが。では行きましょう。
①さまよう男
こちらは防犯映像に幽霊が映っている、しかも追跡調査によって19年前?の映像にも映っている。怖いでしょう?というもの。
こちらについて。まず、防犯カメラに映ってるっていっても、それ、ほいほい見せてくれるもんですか?そして、追跡調査については場所も変わっていて、ってこの点については開発などの理由で場所は同じでも風景は変わったって可能性がないわけではありませんが、よくピンポイントで件の幽霊の映像を入手できたな、と。という点から、投稿者あるいはスタッフがおそらくこれの起源?を知っているのではないでしょうか?関係者。もしかしたらこの人を幽霊にした人だったりして。
②彼らはそこにいる
これはよく分かりませんでした。タイトルも少し意味不明。彼『ら』ってことは複数なのか?とりあえず僕が考えたことですが、相談者さんはスマホでしか見えない幽霊を見た。そして、動画撮影にも成功した。このことから、何と幽霊はスマホにいるのではないか、と考えられます。失明がどう関係してくるのかが分からないのが何とも歯がゆい。スマホから目に、と考えるのが自然でしょうか。何か見落としてる感じがするなぁ。
③風呂スマホ
これは簡単でした。本作で1番分かりやすいと思います。ストーカーによってスマホに細工をされ、居場所を特定され、今も付きまとわれている、という話。インタビューの画面の背景に、ずっとこちらを見ている男性がいますが、これが犯人とみていいでしょう。肌身離さずスマホを持つ人は文字通りひと時も離してはいけないのですね、っていうことです。これまたある意味怖い。
④、⑦世界線廃墟 完結編
世界線、ってあたりが何ともなのですが、これが例の1ありきの、って話です。長い話。しかも1からの続きらしい。途中で切ったのは良かったかもしれません。長いもん。ちゃんと観たい人は1からどうぞなんですが、2からでも何となく分かる気がする、というか、1観ても多分同じだろうって気がします。
よく分からない話ですが、廃墟を探検してたら相方が行方不明になったというか、相方がいない世界に自分が移動してしまったというか、そういうので困っているという相談者と一緒にスタッフがその廃墟を探検しますという話。これもね、実際起こってる話だったら申し訳ないんですが、話のオチが難しいジャンルなんですよ、と、うがった視点で鑑賞してました。本当だったらごめんなさいね。
本物かどうかは置いといて、人がいなくなってしまったことについて考えたのは2つのパターンです。
その1。本当に世界線を移動するパターン。いすが出てくると電話が鳴って、誰かが来て、当事者を別の世界線に連れて行ってしまう。別世界線なので当事者を知る人はいなくて世界は続く。相方(当事者じゃない方)は当事者がいないこと以外は元の世界と同じらしい。この場合、当事者が行った世界では相方の方がいなくなっていること以外同じになってるのか?
その2。人怖的な連れていかれるパターン。早い話誘拐とか拉致とかってことです。いすが出てくると電話が鳴って、誰かが来て、当事者をどこかに連れて行ってしまう。こちらのパターンは、どうにかできるものなのか、口封じ的な感じで当事者に触れない感じで世界は続く。相方もそれに合わせる感じ。意味が分かると~という立場からはこちらを採用したいのではないかと思われます。
いずれにせよ納得できないのはどういう意図でこのエピソードを作品に残したのか、ということ。ラストでスタッフさんが消えますが、それを踏まえた上でこの作品が出来上がっているので、もし話の筋を通してこのスタッフが消えたなら、そもそも最初から消えたスタッフについて「誰こいつ」って始まるはずです。相談者もそう。これは手を出してはいけないテーマだったんじゃないかと思います。SF観るんじゃないんだから怖いの方に話を持ってかなきゃダメでしょ。って、意味が分かってない僕が書いてます。でもね、現実なら少なくともスタッフの件については出勤表とか関わってきた仕事とか、痕跡があるはずでしょ。年末調整とかやったでしょ。ちょっと無理があったかなぁ、と思います。
気になったのがあります。途中でチョークで大きく『×』が書いてあるのが映る場面が出てきますが、あれ何でしょうか?ここで事が起きるよ、ってことで良いんでしょうか?それと映像が途切れる前に足音がしてどうしよう、ってなってますが、スタッフ2人いるじゃないですか?消えた人と帰った人(つまりこれを作った人)。帰った人は顛末知ってるはずだし、消えた人のスマホも持ってるからその映像使えたんでしょ。分からないってことはないでしょう。真相を教えてほしいです。
いずれにせよ、廃墟は遊びに行くところではありませんね、ってことはわかりました。
⑤鬼女
これは僕的には解いたぜ、って気になりました。この話は心霊というより、事件です。相談者であるお母さんが事故物件を自作?自演し、それをきっかけに家賃を下げ、ついでにまさかの我が子を消してしまった、ということだと思います。つまり鬼女は相談者本人のこと。
気に入った物件を安く借りることもできたし、邪魔者も消せたしって、おいおいです。所帯で事故物件契約しようなんて考える人、そうはいませんもん、多分。こんなの契約すること自体が僕にはナンセンスです。こんなの分かってて契約するのはごくごく限られた独身の方でしょ。ダメよ、家族巻き込んじゃ。
画像自体はいくらでも細工できそうだし、相談者であるお母さんが犯人ですね。スタッフが後日調べても何も出てこなかった、って当たり前じゃん、ってことです。人怖でした。旦那さんが全く出てこないのもなんというか、薄情?冷たい感じがしました。それにしてもお母さん、そんなに子供嫌いだったか。でもやってしまうくらいなら他の方法で別々に生きていく道を選ぶべきでした。・・・と決めつけた僕が言いますよ。あ、これ感想文ですから、もし行方不明をはじめ、内容が事実でも名誉棄損で訴えたりしないでくださいね。
この話で気になった点は、お母さんがパノラマパノラマってしきりに言ってたことです。パノラマ写真は加工しやすいのかな?写真そんなに詳しくないしパノラマ撮影もまず使わない人間なので余計に気になりました。
⑥放置自動車
これもよく分からないっちゃ、分からない。さらーっと観ればいわく付きの車に接触した人が次々にそれに取り憑かれて気が狂った、というだけなんですが。キーワードは『磯臭い』。
あ、これも少し補足。途中で出てきますが、例の車は東北ナンバーだそうで、この線で行くならばきっと東日本大震災で乗ってた人が亡くなった車が何らかの理由で前の持ち主の手に渡り、その人は取り憑かれて自殺してしまい、ゲーセンに放置されていたところに相談者たちが来て新たな悲劇を生み出して、って連鎖していく話とも考えられます。もしかしたら自殺した人の前にも何人か犠牲になってるかもしれませんね。津波で亡くなった人の怨念が、とするなら『磯臭い』は津波での~ってことになります。
深読みしすぎかな、と思うのですがあえて書いておきます。僕は上のような話ではないと思いました。この話の相談者とその友達って夜な夜な遊びまわってるわけで、モザイク越しの感じは一般的な青年のように見受けられますが、実はヤンキーな、いわゆる不良な可能性があります。夜遊ぶのは普通でしょ、ってみなさん、うちの近くのゲーセンは18時以降は高校生のみの入店お断りです。夜中なんてとんでもないです。ぷんぷん。
さて、そういうわけで前提に少しスパイスを加えて話を戻します。例の車にいたのは自殺者の霊、でよしとします。これを実在する人、とするならバイオテロみたいな話になって、それはそれで怖いけど収集つかなくなるので心霊路線は変えずに話を進めます。
で、核心ね。『磯臭い』というフレーズです。これが方言とか外国語とかってことならそれが答えでしょうけど、思い当たるのがなかったので磯の香りの線で行きましょう。霊は自殺者の霊だとして、なんで自殺したのか。もしかしたらこの不良仲間と例の自殺者は生前知り合いで、海に落とすとかしていじめてないか?と思ったわけです。とすると怖くなるでしょ。車が同じだったのもたまたまではなさそう、っていうか、それこそがいざこざの原因(マネするな、とかね)だったのか?とか思えてきます。というわけで復讐というか、化けて出る系の話になるのでした。
深読みしすぎでしょうか?あと、この霊、割とはっきり映ってますが他のエピソードに関係したりしないよね?と変に勘ぐってしまう話でした。
⑧高い女
これは、心霊動画ってことで良いんだと思いますが、意味が分かるとっていう点ではインタビューの中で相談者さんが「それがいるときは変な音がする」「自分が追われている感じがする」と言っているところだと思います。
で、インタビュー中に何かすりびくような音がしてるんです。ということは今ここにいる、ということなのでしょうか。音についてはどのような音かは言ってくれてないし、動画の中でそれが出てきてるシーンでは気になる別の音があるので何とも言えませんが、要するに、今も確かに追われているよ、ということが言いたいんだと思います。
ところで、この話についても補足、というか匂わせのようなものがあり、『八尺様』という怖い話です。これを知ってるか知らないかで本作が怖くなるかならないかが決まるかも。それだけで記事になるくらいの文量になるので割愛しますが、気になる人は検索してみてください。
さて残念なのは、知ってると多分怖くなくなるんじゃないかな、という点。八尺様の場合、変な音は多分「ぽぽぽぽ」という声のことになります。それっぽい、エンジン音のような音はありますが、声ではないような気がして・・・とか、下手に八尺様の話を知っているせいで頭が検証モードになってしまい、僕は怖くなかった。すりびく音の方がまだ怖いかな、と。
終わりに
というわけで、ネタバレレビューとしてはもしかしたら僕が1番最初かも?と思われるネタ考察でした。当たってるのもはずれてるのもあるかとは思いますが、年の初めですから占いみたいなものだと思って、当たるも八卦当たらぬも八卦でお願いします。ではみなさんがこの作品を観る時のお役に立てればということで今日はおしまい。そのうち1も観てみようかな、と思ってます。
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