こんにちは。今日も映画の紹介です。ハイスピードですね。観まくってますね。
本当に大事なことは人任せにしてはいけません、という話です。
桜井ユキさん演じる、マネージャーが福山雅治さん演じるギタリスト薪野に成りすまして石田ゆり子さん演じる小峰との恋をぶった切って話がこじれて・・・という話です。
これですね、無難なところで言えばマネージャーが心底タレントのために動く人だったので、必要とあらばタレントと結婚も離婚もしちゃうんだという、なんて献身的な人なんだって、ある意味究極の愛の一つ、みたいなことになるんでしょうけど、いえいえ、荒んだ僕にもう少し手前から感想を書かせてください。
薪野がもうちょっとしっかりして、って、うーん、芸能人とかそのマネージャーっていうと一般人とは違うのかもしれませんが、そこをあえて、もうちょっと一般人レベルの部分でしっかりして、例の別れ話事件の時、まず大事な連絡なんだから自分で連絡を取らなきゃダメです。確認もあんなんじゃダメです。ちゃんと確認しなきゃ。会社員だったらそこらへんはきちんとできるんでしょうけど、実に残念です。人任せにしてしまった自分の落ち度をまずはきちんと反省しなきゃいけませんね。ま、反省というか、後悔はするんですが当然です。新入社員レベルだわ。
・・・という、非常にもったいない話。ホウレンソウを怠ったためにお前ら何年無駄にしたんだ?っていう戒めの話ともいえる、いや、戒めの話です。
と思ったらジャーナリストまで。社会人なんだからホウレンソウしっかりやって。
小峰も、確認しましょう。こちらについては確認の大切さをよくよく知っている職業の人なのに何という体たらく。いくら石田ゆり子さんといえど許せません。ぷんすかぷんすか。っていうか、この人はジャーナリストの勘みたいなもの、あるでしょうに気が付かなかったんでしょうか。それほどまでにマネージャーのなりすましがうまかった、ってことでよいのでしょうか?納得できないなー。そうだよね、成りすましがうまかったって、ホウレンソウは社会人の基本です、ここぶれちゃダメです。
事の発端が、それまでそれなりにうまくいってた小峰たちの婚約を薪野が略奪した形なのでバチがあたったといえばそれまでで、人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて~、ってことではあるんですが、どうせ世の女性たちは「それを止めに来た」なんて言われてキャーキャー言うんでしょ。薪野の味方になってしまうわけです。だめよ、基本的に。
ところで、小峰が特別だったのか、ジャーナリストはこのレベルでなければならないのか、音楽に関する感性というか、知識というか、すごくよく分かってますよね。驚きました。
婚約まで行った2人に手を出してはいけません。
特にこれから結婚を、なんて考えてる若い皆さんにお伝えしますが、婚約まで行っちゃったらもう本人達だけの話じゃなくて、結納やら何やらで実家が出てくるんですからね。こじれるのなんのって大変です。略奪するなら婚約前に。これは守っておいた方がその後のためです。もがいてる人がいたら、婚約を期限にそれまでは頑張ってください。婚約まで行かれてしまったら、身を引きましょう。諦めも肝心です。そんなつらい恋をしたならあなたはその後、きっと幸せになる。きっとなるから。
さて、そんな人の人の道に背いたことをした上、マネージャーの計略にはまった小峰は元鞘に戻りますが旦那さんから「憎んでいる」って言われますからね、そら見たことか。ね、婚約まで行ったら手ぇ出しちゃいけません。繰り返しますが勝負をかけるならそれまでに、です。間に合わなければ潔く諦める。それが素敵な未来につながるはずです。つながらなきゃおかしい。だから今は辛くても手放しなさい。
引っ搔き回したマネージャーですが、とんでもないギャラを受け取っておりました。
これが、僕が嫌なところ。マネージャーは薪野の子供を授かっております。・・・薪野のだよね。まさかのどんでん返しはないよね?はい、薪野の子供を授かっております。嫌ですね。一般的な解釈として、この人はアーティストとしての薪野をすごく大切にしているから、仕事の邪魔になる小峰を排除し、その傷を癒すため?おそらく薪野に求められて、でも時が来たら離婚するつもりで薪野と結婚し、までは良しとしましょう。でもいずれ別れるつもりなんだから子供はダメだと思うんだ。子供の側からは考えてないでしょう?薪野の側からばかり。うーん。本当にギャラってことになるんでしょうか?『私の最も大切な薪野さんとの思い出』みたいな。だとするとお子さん、それ知ったらなかなか辛いんじゃないかな。
それとも、薪野のアーティスト復帰はない、と思って、家族としてやっていくつもりで子供をもうけたんでしょうか。マネージャーのスケジュール管理能力やいかに。っていうか、薪野を優先とか言ってますけど、結局は薪野を『自分が大好きな薪野』にするために動いてた感じがします。職権乱用。おいしいですね。こういう人、あまり好きじゃないです。不器用にしか生きられない人がいる、というのもわかりますが、こういうのは好きじゃないなー。
まとめ
芸能人のマネージャーの話って、お笑い芸人さんの話でくらいしか聞かないので、ここまでタレントを思いやるのね、っていうか、ここまでやるのねっていうのは話半分ですが感心しました。誰にでも務まるもんじゃないですね。1年で何人も変わるタレントさんがいるっていうのもうなずけます。
でも人の恋路を邪魔するやつは~、です。結局薪野たちはくっつきましたが、それで幸せになったとさ、かどうかは分かりません。一番楽しいところで終わっちゃいましたから。
結婚を考えてる人、好きな人がいる人、婚約って大事ですからね。くれぐれも婚約後に手を出してはいけませんからね。誰も幸せになれない。自分はもっと幸せになれない。何か意味深で終わるな、今日の話。
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