こんにちは。今日はこちら。宣言通り第2弾にも挑戦しましたよ。でもこれはあっさりしてたね。多少はあったけど読み返しはほとんどなしでした。その代わり、大事なところ、短歌なんですが本文で何度も繰り返し出てきます。文字数相当稼いでると思います。では行きましょう。
今回も毎度おなじみルポルタージュでしたが
いつもの飽き飽きした感じにはなりませんでした。もう僕もルポルタージュに慣れてきたってことでしょうか。そっちの人ってことでしょうか。いやいや、本物は厳しそうよ。
戻りましょう。ただし、ルポルタージュが少なかったせいか読み返しも少なかったんですが、どんでん返しもほぼ返されることもなく、スーッと読めた。出版禁止をここまで3作品読んだのですが、一番分かりやすかったです。いつもほどモヤモヤは残らなかった。
いきなり気づいた。
結構いたんじゃないかなと思います。望月が起こした(とされる)事件の方で、警察にお父さんが『何人』かを聞いているところで今回はほぼ分かった。っていうか、そういうもんだと思って読んでいったので読み返すほどの疑問が残りませんでした。和歌の方も最初は分からなかったのですが本編で受けたレクチャーによりだいたい読み取れたし、追加についても反応できました。
ただあれよね、この雑誌社の人、こういう人が読み取らなきゃダメじゃん。順番変えちゃダメじゃん。それで解説とか・・・我ながら恥ずかしい。いや、事務系の仕事って、お客さんに説明する事あるでしょ。あるんです。そういう時に分からないことを自覚できてるならまだ良いんですが、間違ったことをもっともらしく自信満々に話してしまった時。それが間違いだったと気が付いた時。恥ずかしいし取り返しがつかないこともある。そりゃ、雑誌社も潰れるわ。遅かれ早かれってところですよ。ただ、あるあるだよねーってところではかなり同情しました。
さて、裏シナリオは考察するまでもないのですが
望月の娘さんの人物像に疑問は残りました。自殺するタイプ?って。そりゃ、年頃だし、女の子だし気持ちが波立つことはあるでしょうけど何とか踏みとどまれなかったかなって。まさかここにも隠された真実が?うん、それはなしとしよう。もう、読むの疲れた。
彼女側に立てば、頼りにしてた、っていうか、最後の守りだったお父さんが守ってくれなかったっていうのは相当効いたんだろうね。望月もそれを感じたんでしょう。例の子供たちとの接し方から見るに、人に寄り添ってあげる感じだったもん。ガラスの眼って失礼な。はっ?まさかここにも隠された真実が?・・・ないない、ない。透き通って何でも見透かすってことだ。間違いない。
鞠子はなぜ間を置いたのか。
はい、読み返さないと素通りしてしまうこの場面。その時は小椋が暴力を~って流れになってますが、実は鞠子が裏ボスだったということになっています。ならばなぜ、あの時即答しなかったのか。そっちがミステリーですね。隠されている?いやいや、ここはもう、鞠子の皮算用タイムだったで良しとしましょう。言われて初めて気が付いた悪だくみがあったのかもしれません。
・・・まったく、読み返さなきゃいけない気がしてきた。またはめられている。
結局望月。
この人が何とも不憫でって失礼ですが、幸せだったんでしょうか。もう、死に場所を見つけた!みたいにルンルンで彼女を助ける姿が目に浮かぶのが何ともはや。最高の命の使い方がこれさ!って、逆にそれまでの苦しさが滲んできて、国語の先生って感じがします。辛く、せつない。
そう、国語の先生って変に侍っぽくないですか?そう感じるの、僕だけかな?数学系の先生はどこか子供っぽいし、社会の先生は事務員っぽい。そういうの、あるよね。
そして望月。この人、理屈じゃなく寄り添ってやるべきところで先生らしく正論をぶつけて娘を失ったわけですが、それだって悪くないっちゃ悪くないわけで、すると特に悪い事してないのに死刑になったのです。これはフィクションでしたけど、実際にも真実が隠されてる事件ってあるでしょうし、そう思うと死刑判決って本当に難しいことなんだなと思います。
間違っちゃいけないものの筆頭と言っても過言でもない。裁判員制度なんてありますが、酷な制度です。法務省か?管轄は。そこに志願して就職した人だって荷が重いと思うのですが、だからと言ってそれを一般人にやらせるのはどうかと思います。こういう判決を出すのがいやだから裁判官にならない道を選んだ人だっているわけでしょう。それに対して断ったら罰金だとかきつ過ぎますよ。少なくとも今の僕は無理だわ。病気になっちゃう。
あんまりこういうコメント書くのは良くないし、今度はがんばってこういう仕事してるみなさんに失礼なので、はい、これで終わり。
結局望月の幸せはあちらの世界にあったのでした。事件の真相とは関係なく?望月は我が道を行ったのでした。という話、でした。
さあ、はたして正解は?
そういうわけで今作は身構えるほどではなく、読み終えてしまいました。合ってるのかな?でも「時間が取れたら~」なんて書いてしまうのも考えものです。時間を取って読んでしまいました。これぞ言霊効果。こういうの、良い方面でどんどん使っていきたいものです。ではまた。
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